研究紹介


研究テーマ:STARSプロジェクト第4号機 STARS-Eの親子衛星分離に関する考察(仮)

静岡大学大学院 総合科学技術研究科 工学専攻 機械工学コース 能見研究室 修士1年 小島裕貴


STARSプロジェクトとは?
 Space Tethered Autonomous Robotic Satelliteの略で、宇宙空間においてテザーと呼ばれるローブを伸展させるロボット制御システムの技術実証実験を行うことを主目的としたプロジェクトです。
 将来的には、スペースデブリ除去や宇宙エレベータを開発することを目標に研究が進められています。
 STARSプロジェクトの実績として、KUKAI(2009年)、GENNAI(2014年)、STARS-C(2016年予定)があります。


STARSプロジェクト第4号機“STARS-E”
 そして今年度より新しくスタートしたSTARS-Eの開発に向けて私たちは動き出しました。
 STARS-Eとは、STARSプロジェクト第4号機“STARS-Elevator”の略であり、その名の通り、宇宙エレベータのプロトタイプとなることが期待されます。
 概要は下の図のようになっており、親子衛星間のテザー上を昇降機が移動し、その挙動を解析することでミッション達成を目指します。


©STARS

また、現段階でのSTARS-Eの模式図が以下のようになっています。 主構造となる井桁構造の内側に、分離時にガイドとなる柱があり、内部に仕組まれたバネによって分離します。 親機の上部(子機の下部)に取り付けられたプロペラが回転することで保持機構が解除され、分離機構が作動します。 プロペラが2つある理由としては、もし親機側のプロペラが動作不良を起こし回転できなくなった場合でも、子機側のプロペラを回転させることで分離をさせることができる、冗長性を考えたためです。 分離機構が2つあるため、親機と子機の間に中間機構を設け、上下どちらにも分離可能なように分離用バネが計8本収納されています。



 2015年度より始まったこのSTARS-Eプロジェクトは、2年後の打ち上げを目標に、鋭意開発中です!

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