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愛称「KUKAI」

2009年1月23日打上
CW受信

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STARSプロジェクト
Space Tethered Autonomous Robotic Satellite
能見研究室 における衛星開発プロジェクトのHPです。
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愛称「KUKAI」 2009年1月23日打上成功
地球周回中 →2022/06/05 ドイツから受信報告,2021/12/30 運用局でCW確認。

★STARS プロジェクト概要★ >>> Short Movie
 STARS衛星の主目的はTSR(Tethered Space Robot:テザー宇宙ロボット)の技術実証実験です。 STARSは親機、子機の2機から構成されています。
 親機は子機を射出し、子機は自身の姿勢制御を行います。TSRはテザー先端に取り付けられたロボットであり、張力の変化によるアーム動作によって姿勢を制御します。 このロボット衛星はテザーを伸展回収する機能を持っていますが、従来のテザーシステムとは異なり、伸展に重力を使用せず初速度を与えることで伸展を行います。 TSRは、能見研究室において従来から研究されており、地上における微小重力実験を繰り返してきました。 しかし、テザーシステム軌道上実験はコストと成果のバランスが釣り合わないため、従来あまり行われていません。 そこで、低コストである超小型衛星を利用することによって研究室レベルで軌道上での実証実験を繰り返し、テザーシステムの有用性を示すことが本プロジェクトのコンセプトです。
 KUKAI は、平成21年1月23日12時54分に打ち上げ、初回運用でロケットからの正常分を確認しました。 その後約1週間で衛星正常状態を確認、 カメラ撮影および、衛星間通信機能を確認しました。そして、2月2日に親子固定解除および、テザー伸展実験を試みました。 親子解除は成功しましたが、テザー伸展実験は通信不調による誤動作のため、実施できていませんでした。 地上局整備および誤動作トラブル復旧後、2月下旬からテザー伸展制御およびロボット制御実験を実施しました。 その間に、数センチ〜数十センチ程度のテザー伸展を実施、子機カメラによる親機撮影に成功しました。
 打ち上げから3ヶ月経過した4月23日、基本実験運用を終了しました。 その後は地域衛星として、イベント等を通した地域活性化、応用実験を実施しています。
                                           平成21年5月23日 香川衛星開発プロジェクト

テザー宇宙ロボット姿勢制御の再実験
STARS (KUKAI) の主要ミッションである「テザー宇宙ロボット姿勢制御実験」は、 平成22年8月31日に観測ロケットを用いた再宇宙実験を実施しました。 約10分間のサブオービタル宇宙実験です。


テザー宇宙ロボット姿勢制御 TSR-S 実験 Home Page

【STARS】
技術名称 STARS
(Space Tethered Autonomous Robotic Satellite)
名称 KUKAI
特徴
  ・テザーの伸展・回収(数m)
  ・テザー宇宙ロボット姿勢制御
  ・サイズ:約160mm立方
        質量:親機4.35kg 子機3.61kg
 
ミッション概要
  ・短距離テザー伸展回収
  ・伸展回収時の子機ロボット制御
  ・伸展回収時の親機/子機搭載カメラ撮影
  ・伸展回収時の機体間通信  
通信周波数
 CW 親機:437.305 MHz、子機:437.275 MHz
 FM 親機:437.485 MHz、子機:437.465 MHz
 コールサイン 地上側局:JJ2YBP、親衛星局:JR5YBN、子衛星局:JR5YBO  
 
 
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