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愛称「はごろも」

2016年12月19日放出
2018/03/03 大気圏再突入


愛称「GENNAI」

2014年2月28日打上
4月26日大気圏再突入


愛称「KUKAI」

2009年1月23日打上
CW受信

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STARSプロジェクト
Space Tethered Autonomous Robotic Satellite
能見研究室 における衛星開発プロジェクトのHPです。
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TOP > STARS-C

◆2018/03/03 はごろも(STARS-C)は大気圏再突入いたしました。
★STARS-C プロジェクト概要★
本小型衛星は宇宙エレベータの研究開発の第一歩として,軌道上におけるテザー伸展実験をミッションとします. 宇宙エレベータの研究開発は,まずは軌道エレベータ(軌道間を移動するエレベータ)を超小型衛星で実現することを目的としており, 日本学術会議の第22期学術の大型研究計画に関するマスタープランにおいて,「学術コミュニティの多様なニーズの実現へ向けた 超小型衛星の研究開発と軌道上実証」の4つのミッションの1つとして「宇宙エレベータPJ」は採用されています. しかしながら,国内では軌道上においてテザー伸展に成功した実績がありません. そこで本小型衛星では,テザー伸展に焦点を絞った軌道上実験を目的とし,機能制約はあるが短期間かつ低コストで開発できる特徴を持つCubeSatを開発します.

【STARS-C】
名称 はごろも
技術名称 STARS-C
(Space Tethered Autonomous Robotic Satellite - Cube)
特徴
  ・テザーの伸展(100m以上)
  ・静岡大学衛星開発体制構築
  ・サイズ:2U (100x100x200)
        質量:親機1.50kg 子機1.16kg
通信
CW 親機:437.245 MHz、子機:437.255 MHz
FM 親機:437.405 MHz、子機:437.425 MHz
コールサイン 地上側局:JJ2YPK、親衛星局:JJ2YPL、子衛星局:JJ2YPM  


◆2018/04/12
静大衛星STARS-C報告会を開催しました。大勢のご参加、有難うございました。
◆2018/03/03
はごろも(STARS-C)は大気圏再突入いたしました。
◇2018/03/01
静岡大学地上局において、2018/03/01午前にCWビーコンを一部受信できました。
◇2018/01/28
静岡大学地上局では2017/12/11以降CWビーコンが受信できていません。 しかし、2018/01/25-28においてFH Aachen(ドイツ)地上局で四日間連続で受信できています。
◆2017/10/17 HP掲載
これまでの運用データを解析した結果、はごろもは9月11日にテザー伸展コマンドを受信したと推定しています。 しかしながら、テザー伸展が行われたことを確認できていないため、 その確認、およびテザー伸展コマンドの再送信を行っていきます。
◆2017/10/01 HP掲載
はごろもの望遠鏡観測機会が少ないこと(春分・秋分は少ない)、 軌道高度が低くなってきていること、 から望遠鏡観測可否によらずテザー伸展コマンドを送信しています。 これよりテザー伸展後に望遠鏡観測による評価となる可能性もあります。
◇2017/09/11
テザー伸展コマンド送信成功した可能性が高い。 この付近から軌道高度変化(低下)が大きくなったことからも、 コマンド送信によりパドル展開またはテザー伸展、もしくは両方が行われたことが推定される。 ただし軌道高度変化率は、理論解析から得られた100mテザー伸展時のものより小さい。
◆2017/07/25 HP掲載
7/22および7/24は、はごろもの望遠鏡観測可能であったため、テザー伸展を計画しましたが、 7/22は静岡大地上局からの運用に適していなかったため(仰角が低かったため)、 7/24は天候が優れなかったため、 テザー伸展には至りませんでした。 次回の観測可能時期は9月になると予測されますが、軌道変化が大きくなってきているため、 状況に応じて実施を検討する予定です。
なお、子機のCW受信に成功されているアマチュア無線家の方もいらっしゃいますが、静岡大地上局では受信できていません。 また衛星への指令は、成功する確率は上がってきています。
◆2017/07/04 HP掲載
現在、梅雨時期でもあり、テザー伸展ミッションが難しい状況となっています。 梅雨明け後に、実施時期を検討する予定です。 なお、現在子機のCW受信に苦労しています。受信協力をして頂けると幸いです。
◆2017/06/11 HP掲載
現在、地上から望遠鏡ではごろもを捉え、目視でテザー伸展を確認する運用を試みています。 6/11に望遠鏡観測可能なパスがありました。 雲が多かったことから目視のみの確認は困難と判断し、 数値データをダウンリンクする手順を含めて運用しましたが、テザー伸展には至りませんでした。 なお、現在子機のCW受信に苦労しています。受信協力をして頂けると幸いです。
◆2017/05/24 HP掲載
テザー伸展実験は、地上から望遠鏡ではごろもを捉え、目視でミッションを実施する運用を計画しています。 現在の望遠鏡観測可能予測は〜5/26まで(ただし、天候が優れないため可能性は低い)、次の時期は6月中旬です。 なお、現在子機のCW受信に苦労しています。受信協力をして頂けると幸いです。
◆2017/04/24 HP掲載
現在、電波受信がほとんどできなかった子機からも電波受信できており、親子ともに 動作していることが確認できています.しかしながら、コマンド送信を衛星が受信す る確率は低く、通信の不安定状態は続いています。このため、地上から望遠鏡ではごろ もを捉え、テザー伸展を実施、目視でミッションを実施する運用(*1)を5月下旬(*2)に 計画しています。
(*1) 衛星を目視で運用する方法は、これまでほとんど例がありません。
(*2) 5月下旬は、全日照(衛星に太陽が24時間あたっている状態)となり発電条件が よくなること、地上から望遠鏡で光学観測が可能なパスがあること、からこの時期を 選んでいます。
◇2017/04/XX 親機CWが強くなったことから、親機送信アンテナ搭載パドルが展開した可能性が高いと考えています。
◆2017/02/12 HP掲載
2016/12/19にISSから放出されたSTARS-C(はごろも)は、翌12/20に親子が起動したことを確認し、その後衛星状態のチェックを行ってきています。 現時点までの解析では、電力状態は良好である、通信状態が不安定である、ことを確認しています。通信状態については、衛星搭載アンテナ状態の改善(*1)、および地上局整備(*2)を進めることで改善していく予定としています。 このため、当初計画していた1月末のテザー伸展は、4月以降(*3)に延期する予定としています。
(*1) はごろものアンテナは、非展開状態でも通信できる仕様であるが、完全に展開することにより、理想的な通信ができる。 アンテナ展開状態をデータから推定し、必要なコマンドを送信することを計画している。
(*2) 静岡大学地上局は、衛星運用としては「はごろも」が初であるため、実運用においていくつかの問題が生じている。 現在、これらの対策を行っている。
(*3) テザー伸展ミッションは、地上からの光学観測も計画している。 この計画を考慮して、全国的に天候がよい時期にミッションを行う方針とした。

<お世話になっている企業>
□株式会社エステック
□NTN株式会社
□株式会社大林組
□コーダ電子株式会社
□株式会社コヤマシステム
□相模通信工業株式会社
□静岡理工科大学
□チーム奥澤
□帝人株式会社
□株式会社テクノ・モーターエンジニアリング
□日星電気株式会社
□日本アマチュア無線連盟(JARL)香川県支部
□日本アマチュア衛星通信協会(JAMSAT)
□株式会社TOSMO
□浜松商工会議所
□ヤマハ発動機株式会社

またSTARS-Cは、過去のSTARSシリーズ衛星のノウハウを活用しています。 STARSプロジェクトで、 お世話になっている企業・団体 の皆様に深く感謝申し上げます。

 
 
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