香川大学工学部能見研究室における衛星開発プロジェクトのHPです。

 香川は「うどん」だけじゃない、「テザー」もあるよ。
       
 軌道計算ソフト

 撮影をするためには、衛星が上空を通過する正確な時間が分からないと撮影できません。
 下記にあげるソフトウエアを使って計算すると時間と軌道・コースが分かります。
 ただ、現実の飛行と一致しているかと言われますと完全ではないと思われます。
 特に衛星が地球に近い場合は、重力や空気抵抗等の要素もありますので尚更です。
 衛星の眼視光度が十分に明るかったら、オートガイダーのようなもので完全追尾できるかもしれませんが、架台の運動性能も関係してきます。
 使用方法は、少し使い込んでいただくと理解ができると思います。
 なお、使用方法を解説したホームページもたくさんありますので、検索してみてください。

  ・ Heavensat(英語) 多彩な機能があり、手動でのTLE入力も可能です。
   ・ ステラナビゲーター(Ver9.2b以降)
 
   ・ Orbitron (英語)ですが、ほとんど日本語にローカライズされています。
  ・ Privisat (英語)
  ・ Sky Safari (英語) スマートホン・iPhone用、手軽にパスを考察できます。

    ※ 計算に使用する衛星のTLEは、SATCAT からも入手できます。
    ※ 現在、前回打上げられたSTARSは、グループから外れ自動更新されない状況があります。
     毎回新しいのと入れ替えてください。
    ※ 軌道データ更新時は、TLEの元期(Orbit Epoch)を必ず確認してください。
       (新しくなっていない場合は、更新されていませんので要注意です。) 

 待ち受け撮影したい場合、通過を詳細な星図にプロットしてくれるソフトは使い易いですね。
  HEAVENS ABOVE(ドイツ航空宇宙センター)というサイトで、それができます。
    日本語化されました
 1.最初にHPのメニューからChange your observing locationを選びます。
 2.現れた世界地図に、自分の観測地を指定しupdateを押します。再びトップページに戻りま す。
 3.メニューのSatellite databaseに入り、Nameに人工衛星の名前を記入し、Updateを押します。
 4.衛星の情報が出てきたら、All Passesを押します。
 5.パスの時系列の表が出て来たら、visible onlyを選びますと、見える(太陽光の反射)パスのみが表示さ
  れます。

 6.星図上の軌道を見るためにdateの欄の月日を選択しますと、星図が現れ軌道がプロットされ
  ています。

 7.さらに星図上の軌道をクリックしますと拡大表示となります。それにより近くの星をたよりに、望遠鏡を向
  けることができます。
    
※ ソフトは違いますが、SKY SAFARI は、簡易な赤経赤緯が表示されます。



ステラナビゲーターは、国産で愛用者も多く安心して使えます。(Ver9.2b以降)
 ただ、機能が多く、画面を最適化できていないケースがあります、ぜひ、工夫して画面を撮影用に最適化してください。
 人工衛星については、メニューの天体から人工衛星を選びますとダイアグラムが出ますので、そこで目的の人工衛星の名称で検索をかけてください。
 出て来ましたら、所定のところにチェックを入れてください。そうすると、画面に表記されるようになります。コースは表記されませんので、メニューの設定からアニメーションを選択し、停止にし、後は時間の秒等を前後にクリックするとコースを確認できます。
 
 なお、ステラナビゲーターのアイコンから起動しますと設定が消えますので、最適化が出来たら名付けて保存し、毎回そのファイルから起動するようにしてください。
 


 
ステラナビゲーター(人工衛星)




     
  

   Orbitronの画面です、実際の管制に使用しています。


JAXAの軌道情報提供サービスもご活用ください。
    http://odweb.tksc.jaxa.jp/odds/main.jsp






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